現場Repo

今、こんな塗装をしています。

  1. HOME
  2. 塗装レポ
  3. マンション/ビル
  4. 商業テナントビル外壁塗装16(大阪市)

商業テナントビル外壁塗装16(大阪市)

日本ペイントのパーフェクトトップを用いて中塗りを塗装していきます。黄色の部分が中塗りです。白色箇所は下塗りです。このパーフェクトトップはラジカル制御型といって、メリットは高耐候性で艶が長持ちするという事があります。具体的にはチョーキング現象が起きにくいという事になります。チョーキング現象がおきると塗膜が水を吸いやすくなるので、チョーキング現象が発生しないという事は雨漏りに強いという事になります。

 

※ラジカル制御型についてちょっと詳しい話を、、、。
塗料の耐候性は下から順にアクリル→ウレタン→シリコン→フッ素となります。フッ素が最も高価です。ラジカル制御型はシリコンとフッ素の間になります。シリコンよりも耐候性があってフッ素よりも価格を抑えれるというメリットがあります。

メーカーがシリコン系塗料を開発してここ10数年以上はシリコン系がメインでしたが、ラジカル制御型を開発して、今はまだシリコンが主流ですがラジカル制御型もだいぶシェアを取ってきています。このラジカル制御型は実はアクリル系なんです。アクリルは艶は凄くあるものの耐候性に劣りました。それと、価格を抑えれるという面がありました。そこでメーカーは(特に日本ペイントは)アクリル系塗料を改良して耐候性を上げて開発したものです。

デメリットは弾性ではなく微弾性なのでクラックへの追従にはシリコン系塗料よりも劣ります。なので築古やモルタル壁厚の薄い木造住宅にはシリコン系塗料の方が合っていると思います。逆に鉄骨造りの建物には揺れ等が木造より少ない為に最適です。