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塗装後

トタン屋根(瓦棒屋根)塗装

トタン屋根=亜鉛メッキで覆われたスチール鉄板製の屋根の総称です。
瓦棒屋根=スチール鉄板を芯木という木材を間に入れてつくる屋根です。芯木を入れずにスチール鉄板を重ね合わせる方法もあり、目と金属が触れ合う(電触)と錆が発生する事から最近では芯木を入れずに重ね合わせていく方法が多いです。
ガルバリウム屋根=亜鉛メッキスチール鉄板の代わりにガルバリウム鋼板を使用している屋根の総称です。
立平葺き・横平葺き=材料を縦に並べる方法を立平葺き、横に並べる方法を横平葺きと言います。それぞれにメリットデメリットがあります。

1,塗装前と高圧洗浄
塗装前ケレン

劣化がある程度進行しているトタン屋根です。塗膜の剥がれがあちこちに散見して所々錆びてきています。埃等の汚れも相当あるのでケレンして密着していない塗膜の除去を行っていきます。トタン屋根は材質が薄い為に寒暖差で膨らんだり凹んだりしやすいので塗装後の塗膜も剥がれやすいです。

2,高圧洗浄と錆止め塗装
高圧洗浄錆止め塗装
ケレンでかなり古膜が除去されています。錆もある程度は除去していますが、電動グラインダー等を用いて全部の錆を取ろうとすると穴が開いてしまうのでサンドペーパー等で除去する程度でおさめておきます。次に塗装するのに密着性を高める為に高圧洗浄で除去時に発生したゴミや汚れをとっていきます。そして錆止め塗装をしていきます。

【注意!】
ここで注意しないといけないのが錆止め塗料や上塗り塗料をトタン屋根専用以外の塗料で塗装するのは絶対にいけません。先程も述べた様にトタン屋根のスチール鉄板は薄い為に気温によって膨らみ&凹みが多く発生します。その為に専用塗料以外で塗装すれば塗装後に剥がれや捲れの原因となります。
必ずトタン屋根専用の塗料での塗装が必要です。今回は下塗りにハイポンルーフデクロ、上塗りにシリコンルーフⅡ(共に日本ペイント)で塗装しています。

3,中塗り塗装・上塗り塗装
中塗り塗装上塗り塗装
今回はシリコンルーフⅡ(日本ペイント)で2度塗り塗装していきます。ローラーと刷毛で職人が手塗りで塗装しています。ここまでくれば一安心です。トタン屋根だけでなく全ての屋根の塗装で言える事ですが大切なのは高圧洗浄です。徹底して綺麗にしないと密着性が悪く塗装後の剥がれ捲れの要因となります。

4,塗装後
塗装後塗装前と見違える程綺麗になりました。塗装前の状態のまま放置しておくと穴が開いて塗装出来ない状態になりコストの張る葺き替え工事が必要になったでしょう。コストを抑えれる塗装でここまで蘇る事が出来ます。

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