2023.10.25

木造2階建住宅　外壁塗装工事

1,施工前

建物構造：木造2階建住宅
既存外壁：モルタル
既存仕上：セラミック吹付け
状態：塗装後約18年
施工内容：外壁塗料＝パーフェクトトップ
備考：昔に流行ったセラミック吹付けで塗装されている建物です。セラミックは豪華な感じになるメリットもありますが、クラック補修が難しかったりコストがかかったりとデメリットもあります。また、上写真にあるように雨漏りが発生しており、水がセラミック裏にまわってる状態です。

2,高圧洗浄

外壁の高圧洗浄です。雨漏りをしている箇所は注意して高圧洗浄していきます。セラミックは表面に凹凸が多くザラザラした質感ですので多く埃やゴミがのっています。建物面積が多いのと汚れが酷い箇所があるのでいつもより高圧洗浄に時間がかかっています。右側写真は庭にある元犬小屋らしく、こちらは相当汚れていました。これだけ汚れが落ちるという事は高圧洗浄の工程がいかに大切かを分かって頂けると思います。

3,シール充填


雨漏りの原因となっているクラック部や、開口部枠や付帯物取付け部の隙間にプライマーを塗布してシーリング材を充填していきます。使用するシーリングはウレタンシール材です。ウレタンシール材は塗装する塗膜との密着性が優れているので下地処理に使用するシーリング材はウレタンシール材が最適です。

4,付帯物塗装　シリコンフレッシュ（日本ペイント）

付帯物（庇・樋・雨戸・竪樋・軒樋・他鉄部木部）が多い建物でしたので先に付帯物を塗装していきます。外壁部を塗装してから付帯物を塗装すると塗装時に塗料が外壁につく可能性が高いからです。先に外壁部を塗装するか付帯物を塗装するかは個々の建物によって判断していきます。

5,外壁塗装　パーフェクトトップ（日本ペイント）

外壁を塗装していきます。パーフェクトフィラー（日本ペイント）を用いて下塗りをマスチックローラーを用いて波型模様をつけながら塗装していきます。この波型模様（マスチック模様とも言います）にする事で塗膜が厚くなり耐久性が上がるメリットと、中塗り上塗りの塗料が多くのるというメリットがあります。下塗りが終わるとパーフェクトトップ（日本ペイント）で中塗り上塗りと塗装していきます。