結婚式場塗装

建物構造：鉄骨ALC造
既存外壁：ALCパネル
状態：築後約10年未満ですが正面にやや汚れが目立ってきている状況です。今回は正面のみの塗装となります。最上階の柄模様部がどうなっているか目視では不明で、足場仮設後に確認して補修や塗装を手筈します。休館する1週間で足場仮設から解体までの完工が必需な現場となります。
使用塗料：パーフェクトトゥルーマット（日本ペイント）

1,塗装前状態

足場を仮設して最上階を含めた外壁をチェックしてみます。すると最上階のスチール製造作物に錆がまわっています。この錆が雨垂れ汚れとなって外壁を汚している状態だと思われます。このスチール造作物と外壁を塗装していく段取りにはいります。

2,外壁ALC塗装

ALC部分をいつもの外壁塗装の工程と同じく進めていきます。養生・マスキング→高圧洗浄→下塗り→中塗り→上塗りと塗装していきます。今回は汚れがつきにくく耐候性がある塗料が必要でしたので、パーフェクトトゥルーマットを使用します。これは耐候性がとても良く汚れが非常につきにくく、艶消しのみでリリースされている塗料です。こちらを今回は使用していきます。

3,スチール製造作物塗装

スチール製造作物の錆をケレンして、錆止め塗装→中塗り→上塗りと塗装していきます。こちらは鉄部用の塗料でよく用いるファインシリコンフレッシュを使用して塗装していきます。この様なカタチのものは刷毛で塗装しないと駄目なので手間がほどほどかかります。

4,完工

塗装が終わればすぐに足場を解体して清掃していきます。今現場は式場の夏季休暇期間の7日のみで、なおかつ雨天があっても工期延長は不可な状況で工期が非常にタイトなのでじっくり写真をとる時間が無かったのが非常に残念です。仕上がりは大変綺麗に仕上げる事が出来ております。正面のみの外壁塗装でしたが、艶無しで仕上げているので他面と大きく差が出る事もなく無事に収まってくれました。

写真では施工前と施工後が大きく変わった感じではありませんが、実際は汚れなどが無くなり綺麗になった感じが凄く分かります。塗装前はALC面の目地汚れが目立っているのが分かりますが、塗装後はそれが無くなるのが写真で分かると思います。

※遠目からの写真（最右写真）では左側面も塗装している様に見えますが南からの日のあたりでその様に見えるだけで実際とは異なります。