施工詳細と実績

どんな工事を
どんな風に。

  1. HOME
  2. 施工詳細
  3. 鉄骨2階建 外壁屋根塗装工事(外壁クリアー仕上げ)
外壁クリア塗装

鉄骨2階建 外壁屋根塗装工事(外壁クリアー仕上げ)

外壁の塗装前スレート塗装前

1、施工前
建物構造:鉄骨2階建
既存外壁:サイディングボード仕上げ
既存屋根:スレート
状態:塗装後約16年程度経過しており、ボード目地のシールの劣化が目立つ状況です。屋根のスレートも既存塗膜の剥がれ具合が出てきている状態です。
施工内容:外壁塗装=ピュアライドUVプロテクトクリヤー(日本ペイント)・屋根塗装=サーモアイSi・シール打ち替え=オートンイクシード

外壁の高圧洗浄2、高圧洗浄 外壁
外壁の塗装前の下地調整の1つである高圧洗浄を行っていきます。塵や埃を取る事が目的となります。ガソリン式高圧洗浄を使用して中圧程度で洗浄していきます。この際にサッシや窓なども外壁の洗浄による汚れ水で汚れるので同時に洗浄していきます。

スレート屋根の高圧洗浄3、高圧洗浄 屋根
屋根のスレートも高圧洗浄を行っていきます。こちらは風化して粉状になっている塗膜を取る事が目的となるので高圧でしっかりと洗浄していきます。スレートなどのセメント系屋根材は粉状になっている状態のまま塗装すると施工後の剥離の原因になる可能性があるので、しっかりとした高圧洗浄が不可欠です。

4、外壁塗装
クリアー塗装を行っていきます。クリアー塗装は下塗り→上塗りの2工程です。液垂れが分かりやすいので丁寧に塗装する事が必要です。特に写真にあるボードの模様は液垂れし易いので注意が必要です。今回使用している塗料はピュアライドUVプロテクトクリアーと言い、水性2液高意匠サイディングボード用セラミック系外壁保護クリヤーになります。
注)今回は3分艶なのでほぼ艶消しに近い感じなので写真では下塗りと上塗りの違いが分かりにくいと思います。下塗り クリアー上塗り クリアー
塗装前塗装後


備考 シールの後打ち
一般的な塗替え時などには先にシール打ち替えを行って塗装をしますが、今回はシールは塗装後の後打ちになります。今回使用するシール材は変成シール材です。変成シール材の上にクリアー塗装をするのは密着性と伸縮性の問題であまり良くないからです。シールは気温や劣化などで収縮します。その上にクリアー塗膜がのっていたら密着性の問題でクリアー塗膜が剥がれたり捲れたり可能性があるからです。

5、付帯物塗装
外壁以外の付帯物(竪樋・軒樋・雨戸・フード・鉄部・木部・他)を塗装していきます。職人の間では”ペンキまわり”と呼ばれたりします。数十年前はペンキ=アクリル系ペンキがメインでしたが、今はウレタン系ペンキかシリコン系ペンキがメインとなっています。今回使用しているのはファインシリコンフレッシュ2(日本ペイント)です。耐久性が非常に高い塗料となっています。
シャッターボックス塗装 塗装前シャッターボックス塗装 塗装後シャッターボックス塗装 下塗りシャッターボックス塗装 上塗り


シャッターボックス ケレン清掃・アタリづけ【備考 ケレン清掃・アタリづけ】
付帯物の塗装前に清掃を行い、そこからサンドペーパーなどを用いてあてていきます。こうする事で下地が慣らされ密着性が増します。今現場は活膜がほとんどですので3種Cケレン程度で大丈夫です。

 

6、シール打ち替え
ボード目地・開口部枠・付帯物まわり、などの既存シール材を撤去して新しくシール材を充填していきます。今回はオートンイクシードという日本で最も耐久性の高いと言われている変成シール材を使用します。工程は撤去→マスキング張り→プライマー塗布→シール材充填→おさえ、となります。
シール材撤去シール材撤去シール充填 完了シール充填 完了

※シール打ち替え作業は工程は多くありますので後日別ページにてデーターアップします。

7、スレート屋根塗装(カラーベスト塗装)
スレート屋根の塗装になります。スレートの事をカラーベストと呼ぶ時もありますが、スレートというくくりの中にカラーベストという種類の屋根材があると思って頂いて大丈夫です。こちらは3工程+1工程(タスペーサー取付or縁切り)になります。高圧洗浄の時にも記載していますが屋根の塗装は高圧洗浄にて確実に洗浄する事が塗装後の剥がれ・捲れ防止の為に最重要です。
スレート屋根塗装 下塗り シーラースレート塗装 中塗りスレート塗装 上塗りスレート屋根塗装 完了


タスペーサー取付【備考 タスペーサー取付】
スレート塗装を行った際は塗膜がスレートの重なり箇所に固着する時があります。そうなれば雨漏りの原因となります。そうならない様に縁切りorタスペーサー取付が必要になります。親指あたりにある黒いFRP製のものがタスペーサーです。
※何故雨漏りするのか、縁切りorタスペーサーが必要な理由については後日別ページにてアップします。

8、完了
完工写真となります。クリアー塗装なので遠目からの写真では分かりにくいのですが、実際には見た目はもちろん、触った感触がクリアー層があると確実に分かります。

関連施工詳細